| 【登山日】 ２００５年６月２６日（日） 【山 名】 霧ヶ峰・車山（1,925m） 【コ ース】 車山肩10:50…車山11:35-12:15…車山乗越…コロボックル・ヒュッテ13:10-14:00…車山肩 【天 候】 薄曇り 【人 数】 ４人（Ｋさん、トラベエ・妻・娘） |
 眠たそうな若い二人を車に押し込んで美ヶ原高原ホテルを後にした時には９時をまわっていた。八島ヶ原湿原or車山辺りを歩いてみたいと思っているのだが、若いお二人さんはどうなんだろ？ とりあえず、ビーナスラインをドライブだ。 ほどなく、八島ヶ原湿原の駐車場着。それなりの混雑だったが空きスペースに車を停めて湿原へ行ってみた。 外は暑い。これは焼けるぞ。 長袖シャツを羽織って「七島八島」と書いてある看板の所まで歩いてみた。 湿原の散策にも心が揺れたが「車山も捨てがたいかな？」と今回は残念ながらここはパス。（娘達が残念がったか、喜んだかは不明）  短時間で車に戻り高原ドライブを続けた。どこぞのコマーシャルの雰囲気になってきたら車山肩の駐車場に着いた。 駐車場は満杯状態だったが、なんとか車は停められた。これは歩くしかないだろう(^^) 昨日から娘に父の日プレゼントでもらったウオーキング・シューズを履いていたのだが、美ヶ原の散策で豆が出来てしまった模様……私だけ登山靴に履き替えた。 娘達、「アレッ、山登り？ 話が違う？」……不信感がありありと顔に出ていたがそんなのは無視。せっかくの霧ヶ峰だもの、ちょっとは歩きましょう(^^)  ここへ来たのなら「コロボックル・ヒュッテ」を見なくてはと思っていたら、目の前の建物がそれだった。ビーナスラインにこんなに近いとは……少々予想と違っていて戸惑ってしまった。 帰りにここでケーキを食べる約束をしたら、娘達に元気がよみがえった。動機が何であれ元気は良いことだ。さ、車山まではほんのお散歩です？ 頑張ろう。 スカートの人やいかにもドライブ観光って感じの人もいて、娘達も山歩きのプレッシャーからは解放された様子。そう言えば和服のご婦人ともすれ違ったなあ。  緑の笹原にレンゲツツジが映えて、その向こうにはゆったりとカーブした車道がいかにも高原って風情で心地良い。ニッコウキスゲの蕾もだいぶ目立っていた。その時期のドライブも良いだろうなあ。 そうこうしているうちに、黄色いタオルに見覚えがある団体さんが下ってきた。 ああ、朝、美ヶ原でご一緒だった団体さんは車山も歩いていたんだ。 相変わらずスピードのある歩行だ。みなさん、健脚だなあ。それとも、時間に余裕がないのかなあ？ あのスピードじゃ私には花にカメラを向けている余裕はないだろうな。娘達とのチンタラ歩きは結構幸せなことなのかも？ まれな機会を充分楽しもう(^^) 思った以上に登り甲斐があって、車山山頂へ。 でっかい気象レーダードームだこと。 ベンチで休憩、バナナに飲み物で軽くエネルギーを充填して下りましょう｡  「スカイパノラマに乗りたければ乗って良いよ」と娘達に言ったが、その後の歩行時間がかえって長くなりそう。コロボックル・ヒュッテのケーキの魅力が勝って、車山乗越方面へ歩いて下ることに。右にはコバイケイソウ、レンゲツツジの向こうに白樺湖、蓼科山。左にはレンゲツツジと蝶々深山への道……下り道のこういう景色は体に優しくて良いなあ。 蝶々深山へも行きたかったけれど、それはまたの機会として、コロボックル・ヒュッテへと左折した。 コロボックル・ヒュッテがいやに高い所に見えるが、それほどの登りでもない。レンゲツツジやコバイケイソウを愛でながらゆっくり登った。 寝不足の疲れが見えてきた娘達も最後の一頑張り。 さ、コロボックルでご褒美のケーキを食しましょう｡ 娘達は「ケーキが美味しい」とご満悦。私もそうに違いないのだが…… メニューに書かれていたコロボックルの歴史を読んでいたら、ビーナスラインがなかった当時のこと等も記されていた。 「邂逅の山」等でイメージしていたコロボックル・ヒュッテで洒落たケーキにコーヒーをいただいている。 コロボックル・ヒュッテは想像していたよりずっと大きく、そして、立派な小屋だった。 テラスでレンゲツツジを眺めながらうまいコーヒーをいただいて、その上、文句を言ったら罰が当たるんだけど……イメージのコロボックルと大賑わいのコロボックルとの違和感……無い物ねだりだってことはわかっているんだけどさ(^^; 時空間を超えた山小屋の歴史に私が思いを馳せるのは勝手なことだけど、イメージの膨らませ過ぎは甚だ迷惑なことに違いない。  「もう歩かなくて良い！」の開放感か、ケーキに満足したのか、娘達はすっきりした顔でヒュッテ前で記念写真を撮り、車に乗り込んだ。美ヶ原、霧ヶ峰の緑の草原に赤のレンゲツツジ堪能の週末、思った以上に歩けてしまって（娘達には迷惑だったかも？）楽しい週末旅行であった。 また、機会を作って来てみたいものだ。 美ヶ原はスノーシューの頃、霧ヶ峰はニッコウキスゲの頃、歩いてみたい。 その後、白樺湖に寄り佐久平駅でお友達と別れ、佐久インターから帰途についた。 渋滞もなく明るいうちに無事家に着けた。 この２日間、平地も相当暑かったようで家の中はムンムンしていた。妻は窓を開け放ってから急いで庭木に水をやっていた。 |
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