 家族が全員出払っている日曜日、新聞を読んでテレビを眺めて点数稼ぎに洗濯をして………暇だ。一人だけの昼食の準備も億劫でコンビニへ寄ってそのまま赤城山方面へ。 赤城の紅葉もそろそろ終盤です。赤や黄色が残っているのは１，０００メートル付近まで。箕輪駐車場先ではヤドリギの緑が目立ちだした。白樺牧場周辺には暖かい日射しの中でたくさんの人がくつろいでいた。 小沼駐車場の所の東屋で昼食と思っていたのだが、ここも予想以上の人だったので仕方なく長七郎山目指して歩き出す(^^;  小さなお子さんを連れた若い家族と数組すれ違った。明るく楽しい「ファミリー・ハイク」って感じで微笑ましい。最近は中高年ばかりが目につくのでとても新鮮。小沼からは子供の声も響いてくる。いつもと勝手が違ってなんだか嬉しい。しかし、長七郎山頂で「ファミリー・ハイク」の脇で家族に見捨てられたオッサンが一人侘びしく昼食ってのも様にならない。私は小地蔵岳で渋く決めよう(^^; 小地蔵岳山頂には今年の夏に設置したと書いてある真新しい標識（群馬県の高校山岳部が設置）があったが、それ以外にはあまり特徴がない。展望もほとんどなし。地味で静か。これなら誰も来ないだろう。傷心のオッサンの食事場所には最適です？ 風もなし、眠くなるような雰囲気だ。木にもたれて笹の中でぼんやりと妄想に耽ってしまった。しばらくボーっとしていたら長七郎山方面から人の声。そうだ、そうだ、私は山歩きに来たのだ(^^;  今日の大目的の食事が済んだので、後の予定はどうでも良くなってしまった。しかし、１５分歩いただけで帰るというのもチョットね。とりあえず長七郎山を目指そう。ここでも数組のファミリーとすれ違う。しかし、山頂は予想に反して一組のファミリーと昼寝をしている中年のオジサン一人だけ。なんだ、こっちでくつろげば良かった(^^; 家族団らんと昼寝の邪魔をしてはいかんと山頂は素通り。おとぎの森方面へ下っていったら「温泉発掘の為有毒ガス発生の恐れ有り、関係者以外立入禁止」というような看板があったので、右へ曲がって小沼方面へ。 このまま駐車場では物足りないような気がして関東ふれあいの道を「血の池」方面へ。  血の池には水はなかったが静かな佇まい。この先軽井沢峠方面へ葉を落としたミズナラやカンバの中をゆっくりと歩く。誰にも行き会わない静かな道だ。もっともしばらく歩くと自動車道とふれあいの道は平行してきて急に喧噪の赤城山に戻ってはしまったが………数は少なかったがズミやマユミの実が印象的。 軽井沢峠手前で車道脇の駐車場に出て一休み。帰りはしばらくふれあいの道を歩いて、途中から車道歩き。車道歩きは落ち着かなくて嫌なものだが「血の池」方面へ戻る元気はなかったので我慢。 思ったより早く駐車場へ戻れて本日のランチタイムは終わった(^^; |