 「初日の出」登山以降、山ともご無沙汰の日々。いささかストレスもたまってきた。風邪がなかなか抜けないので今回も近場の赤城山を歩いてこよう。ホームページの作成のことで渡良瀬さんにメールでおたずねしたら、「スノーシューを買ったのにまだデビューのチャンスがない、しばらく山にも行ってないから近場で試してみたい」とのこと。 「その日の体調、気分で約束も出来ないけど、良かったら連れていってください」とお願いして、土曜の朝に電話の約束。 当日の朝、「９時頃にそちらに伺いましょうか？」と渡良瀬さん。トラベエ、まだ起きたばかり。その時間ではとても無理(^^; ワカンはどこへしまったかなあ。ストックのわっかも替えなくちゃ、一応軽アイゼンも持たなくちゃ……もっと遅い時間をお願いしました。「近くへ行ったら電話入れます」と渡良瀬さん。フーッ、これで飯が食える。近場は良いなあ。 渡良瀬さんがそれなりの時間にコンビニから電話をくれて、買い物をして出発です。 ‥‥‥‥‥さて、これから先は渡良瀬さんのＲＥＰの流用(^^;‥‥‥‥‥‥‥‥ 赤城県道はしっかり除雪され、日陰に所々アイスバーンがある程度で無事新坂平を通過。電光掲示板の「−１０℃」にビビる。 当初の予定では、大沼北岸の五輪尾根を歩くつもりだったが、あまりの強風に長七郎山に変更。(今思えば、どちらもあまり変わらない(^^;) 鳥居峠の駐車場で身支度をする間も、強風で手袋やスパッツが飛ばされそうになる。大沼から覚満淵を渡ってくる風は、ここ鳥居峠がノズルの先となって、関東平野に吹き出してゆく。 支度に３０分以上かかったろうか。昼近くなって行動開始。売店の手前１０ｍ程の所にある登山口から登り始める。最初の登りは、吹き溜まりの雪に難儀するが、まもなく１０cmから２０cm程度の積雪で、わりと歩きやすい。装備は、トラベエさんとＭさんはワカン、トラベエ婦人は軽アイゼン、そして私はスノーシュー(^^)。  登山道は、長七郎山の北側の小地蔵岳西側を巻いて小沼北岸へと登るなだらかな道だ。この程度の雪なら、特別な装備ナシでも大丈夫そう。先ほどまでの強風は、木立の上を吹き抜けて行くらしく、落葉した森でも風は気にならない。程なく小沼北岸に出て、風を避けられる所で小休止するが、記念撮影しょうとデジカメのスイッチを入れると、低温で液晶が見えない。仕方なく予備に持ってきたコンパクトカメラを出す。 ここから小地蔵岳北のコルまでは、治山工事用の林道歩きだが、強風のため砂利が露出している所や、数十センチの雪の吹き溜まりがあったりする。わずかに残るトレースには、海老の尻尾が伸びていた。  小地蔵のコルからは、いよいよ雪山らしい道となる。１０ｍ間隔くらいに赤いリボンがあり、それを頼りに進むが、足元はツツジの低木やら雑木やらで歩きにくい。更に高度を上げて行くと、赤リボンが雪庇の真上になってしまった。まあ、落ちても人の背丈程度だが、大事をとって西側の藪へと分け入る。この辺りから雪は益々深くなり、傾斜も急になってきて、先頭のスノーシューはトラベエ氏のワカンに交代。新雪の急斜面は、スノーシューではどうにも進めない。 そんな雪との戯れもわずかで、長七郎山の山頂へ。山頂は、さぞ積雪が凄いだろうと思いきや、強風で雪は吹き飛ばされて、岩がごろごろ。それどころか砂埃が頬に当って痛いこと。 お腹が空いたけど、あまりに寒いので、風を避けられるところでオニギリを１ヶだけの行動食に。魔法瓶の熱いコーヒーがおいしかった。 （ここでトラベエ婦人はアイゼンを外してワカン装着。）  帰りは小沼を歩いてみようと、小沼南岸に向かう道をくだる。傾斜も緩く、快適快適。途中の広場では、思わずスノーシューでスキップしてしまった。(^^;さて小沼だが、今まで風音で聞こえなかったが、氷上では数台の自動車が凄い勢いで走っている。最近ＴＶで流れているゲームのＣＭの様に横滑りしながら。その小沼西岸の氷上を歩いて、登ってきた北側の丘へ戻り、駐車場のある鳥居峠へと下った。途中、風をしのぐギャラリー達からは、奇異な目で見られてしまった。 【スノーシュー使用感】TUBBS:MTN25 概ね快適なハイキングが楽しめました。今回は、わりと締まった雪だったので、積雪の多いところでもガンガン歩けましたが、ふかふかな新雪や吹き溜まりだと、やはり歩きにくいです。(アタリマエカ(^^;) それに、低木帯や丸太階段は最悪ですね。 最初ビンディングが強く締められず心配だったのですが、それほどキツく締めなくても問題ありませんでした。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥以上、引用終わり。‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ またトラベエの駄文です(^^; 渡良瀬逍遥様 昨日はお世話様、お疲れさま、でした(^^) 》 先日来、雪遊びがしたくてたまらない毎日でしたが、やっとスノーシュー遊びの 》報告をする機会ができました。 スノーシュー、気合いが入っていましたね(^^) 悪天にもかかわらず、あのパワフルな逍遥さん……はじめて見るお姿でした(^^) 》 鳥居峠の駐車場で身支度をする間も、強風で手袋やスパッツが飛ばされそうにな 》る。大沼から覚満淵を渡ってくる風は、ここ鳥居峠がノズルの先となって、関東平 》野に吹き出してゆく。 ここが一番きつかったですね(^^; 一年ぶりの冬支度、モタモタ、モタモタ……戦意喪失、寒かった(^^; 今だから言えること、ビジターセンターで支度すれば良かった(^^; 》 程なく小沼北岸に出て、風を避けられる所で小休止するが、記念撮影しょうとデ 》ジカメのスイッチを入れると、低温で液晶が見えない。仕方なく予備に持ってきた 》コンパクトカメラを出す。 液晶云々がとても気になりました。あの程度の寒さでダメなのかなあ。鼻水拭いてポーズを決めようと思っていたのに無駄な努力になってしまった(^^; 》深くなり、傾斜も急になってきて、先頭のスノーシューはトラベエ氏のワカンに交 》代。新雪の急斜面は、スノーシューではどうにも進めない。 スノーシューの快適なフィールド、ワカンの得意とするフィールド……お気軽スノーハイクの長七郎山でしたが少しわかったような気がします。 ご無理を言ってご一緒させてもらった甲斐がありました(^^) 》（ここでトラベエ婦人はアイゼンを外してワカン装着。） 遠慮のない人で申し訳ありません。いっぱい傷がついたでしょう。気になったら新しいのを買ってくださいね(^^; （買ったきり一度も使用していない渡良瀬さんのワカンを妻が借用してしまった）妻が言うに男物で大きすぎて右足を左足で踏んづけてしまったから傷もいっぱいついたろうだって……申し訳ありません。 》快適。途中の広場では、思わずスノーシューでスキップしてしまった。(^^; 踊る逍遥！ ワタシ、唖然としてシャッターチャンスを逃しました(^^) スノーシュー、そばで観察した感想。 新しいオモチャでとても楽しそうだった。良い天気の日に緩やかな傾斜の雪でのんびりハイクが最高だろうなあ。 なんでもそうだろうけど、場所と天気に左右されそうだ……今回、傷をつけるのはワカンで我慢してあげたけど、次回はスノーシューの覚悟をしてください(^^; たいへんお世話になりました。またよろしく。 それにしても今日の天気の穏やかさ……昨日の寒さはなんだ！ 1999/02/07(Sun)トラベエ |