| 長兄から電話で「ずっと探していた○○の苗木の宣伝が新聞のチラシに入っていた。おまえの家の近くらしい。買ってきてくれ」‥‥逆らえません。「開店と同時に買って参ります」‥‥良いお返事だこと。チラシを見れば近くが聞いて呆れます。 でも、私は逆らいません。日頃お世話になっているお兄さまのためだもの、たとえ火の中、水の中‥‥普段だったらこんな良い返事をするわけありません。 苗木を買って、恩着せがましく長兄に渡し、それからきのうの宿題の「鹿岳」だ！私の頭が回転するのはこんな時だけ。きょうは他人様の為に良いことをして、加えて自分の楽しみも消化してしまう。ウン、一挙両得。説明不足かな？長兄の家（＝実家）は鹿岳と同じ郡内なのです。 【登山日】 平成８年４月２８日（日） 【山 名】 鹿岳（かなだけ）・西上州） 1,015㍍ 【コース】 下高原登山口(12:00)→休憩（昼食）(12:50-13:10)→コル(13:25)→ 南峰(13:35-14:00)→本峰(14:20-15:20)→下高原登山口(16:00) 【天 候】 晴れ 【人 数】 妻と二人 【地 図】 25,000図 荒船山 開店と同時のお店は良かったのですが、実家でお茶を飲んでいた時間が長すぎました。登山口に着いたらもう１２時。まったくなにをしているのやら。 小沢橋をきょうも渡ります。きのう川に張ってあったテントがまだありました。きょうもお楽しみの若者達のようです。この近くの黒滝山は今日、明日とご祭礼です。そちらにも興味はありますが、まずは宿題の鹿岳です。 きのう帰りに歩いた林道を車で上って、下高原登山口に到着。きょうは結構車が停まっています。さすがゴールデンウィークですね。 今日も杉林の中をひたすら歩きます。西上州はこれが多いですね。展望は零。どんどん坂はきつくなります。杉林が終わってから昼食と思っていたのですが、がまんできず、展望もなにもないところでおにぎりをお腹に詰め込みました。一息ついて、歩き出せばすぐに杉林は終わり、鹿岳がグンと目の前にあらわれます。ここから急登を木につかまりながら上がっていくと、程なくコルに着きます。 取りあえず、南峰を目指します。岩を四つん這いになって登っていきながら、ヒョイと視線を下にやるとこわいものがありますねぇ。こんな所で立ち眩みでもしたらどうなるのだろうと嫌なことも考えます。 山頂にはアカヤシオがチラホラ咲いていました。満開にはあと一週間位かかるのでしょうか？ 眺めもＧＯＯＤ。それから一段下がった岩の台地から腹這いになって下を覗くと、体も涼しくなって汗も引っ込みます。 しばらく景色を堪能してから、本峰へと進みます。ガイドブックでは結構きつそうなことが書いてありましたが、梯子もあるし、それほど緊張することもなく頂上です。こちらもアカヤシオがチラホラ。 本峰のちょっと先の岩場で妙義山の奇妙きてれつなお姿を眺めながら乾杯！これがいけませんでした。ほんのちょっと喉を湿しただけなのにグルグル回りまして、日陰へ退散して一時お休みです。 しばらくするとご夫婦が一組、しばらく情報交換をして下山です。帰りの速いこと、速いこと。急な下りで山頂の余韻に浸っている間もなく、登山口に到着です。 駐車場には先程のご夫婦の車と私達の車だけです。真面目な登山者は帰りも早いようです。ちょっと反省しないといけないかなぁ。 連休、しっかり遊びます。明日（２９日）も西上州で～す。 |