榛名・掃部ヶ岳〜居鞍岳(2012/02/19)


【登山日】 2012年02月19日(日)
【山  名】 掃部ヶ岳(1,449m)〜居鞍岳(1,340m)
【コ ース】 市営駐車場…掃部ヶ岳登山口…分岐…硯岩…分岐…掃部ヶ岳…居鞍岳…居鞍岳登山口
       …車道歩き…市営駐車場
【天  候】 晴
【人  数】 2人(トラベエ・妻)

硯岩からの榛名湖

ロウバイとかフクジュソウとかウメとか……花の観賞にでも出掛けようかと思ったら、「サングラスを新調したから雪山が良い」と言う人がいて、急遽、榛名・掃部ヶ岳を目指した。

榛名の雪の状態はどうなんだろう?……6本爪アイゼンとワカンを持って行こうか。

国民宿舎榛名吾妻荘隣の駐車場に着いたときには12時は廻っていた。
閑散とした榛名湖畔and駐車場。
定番化しつつある車中での昼食……掃部ヶ岳は短時間だからゆっくり出発すれば良いのだ?(^^;

榛名吾妻荘の敷地内を通らせてもらってから掃部ヶ岳登山口へ。
妻、宿舎を見上げたら展望風呂の男性客が見えてしまったそうな……昼間からお風呂でヌクヌクしている人もいるのにこれから寒風に吹かれて雪の山を歩く人もいるんですねぇ。
好みは人それぞれだから良いんですけど、私の中にも温泉でヌクヌクの誘惑が結構ありました。
しかし、歩くのも気持ちが良いのだ……初志貫徹(^^;(^^)

登山口からの榛名吾妻荘 掃部ヶ岳・硯岩分岐

つぼ足で歩き出したけど、雪が凍っていて結構滑る。
掃部ヶ岳・硯岩分岐から硯岩へ向かったが、雪というより氷状態で慎重に登ったのだ。

眼下の榛名湖が良い景色。
硯岩を端から端まで移動して榛名湖堪能。
端から端まで移動してもそうそう景色は変わらなかったけど、岩に付いた氷が怖かった。
下山はアイゼン装着。
爪が雪or氷に突き刺さるサクサク感が心地良かった。

硯岩からの榛名湖方面

掃部ヶ岳への坂道は階段が雪に埋まっていた。
ここはわりと急登だった記憶有り。しかし、短時間の登りの記憶もあるから気持的には余裕なのだ。
階段が雪に埋まっていたので歩き易い。
途中から暑くなってきて、服を脱ごうかどうしようか迷っているうちに山頂到着。
山頂に着いてから服を脱いだけど、どうせ脱ぐなら早めが良いよね(^^;

掃部ヶ岳山頂からの景色

山頂では水分補給とバナナを一本。
山頂標識の脇に【居鞍岳】の標識発見。ウーン、見てはいけないものを見てしまったのかな?
妻もしっかり見てますなぁ。

居鞍岳への標識

妻が見てしまったのならある種の覚悟はしておきましょう。
チラッと時計を眺めて夕暮れまでの時間の計算……正直に書いてしまうと、今日は掃部ヶ岳ピストンのつもりだったので地図も持っていないのですよ。

居鞍岳ってここから1時間くらいかなぁ? 向こう側の居鞍岳登山口へ下るのは30分もあれば大丈夫? その後の車道歩きは最悪暗くなってもなんとかなるか?

標識の「注意!」と「登山道がよくわからない」が少々気にはなったがやばかったら引き返そうってことで未知コースへ突入してしまった。

時刻は14時過ぎ。
17時頃迄に車に戻れると良いんだけど(願望)

意外と歩かれているようで雪の上の足跡を辿って進んでみた。
アイゼンよりワカンの方が楽かな?って雪質の所もあったが、ま、それほどもぐるようでもなかったので、アイゼンのままで進行。

途中から人間の足跡は消えて、ウサギの足跡だけになってしまったが、テープ類の目印と3ヶ所ほど立派な標識もあって迷子の心配はまったくなかった。
ただ、アップダウンが予想以上で4〜5回はあったかなぁ?

居鞍岳への道

近いような遠いような居鞍岳へと最後は雪のない急登を頑張った。
約1時間で山頂へと辿り着いたのだ。

これから先の下山路は以前歩いているのでひと安心。
と言っても、無雪期と今回じゃ少々勝手が違うかも? 慎重に下ろう。

下山の心積もりもできたので、独占の山頂でしばし休憩。
夕暮れが近いのか気温が下がってきたような。下山は上着を着込んで歩こうか。

居鞍岳山頂

以前、居鞍岳登山口から歩いたときは、登りは登山道のない急登を歩き、下りは巡視路を歩いて戻った記憶有り。
今回はあの斜面を下れば良いのだからわりと快適かも?
途中までは快適な下りだったが方向に自信がなくなって「こっちなら間違っていても巡視路に出るはず」と無難な選択。案の定?、途中から巡視路に出てしまった。
「あぁ、やっぱりあっちのテープが正解だったか」とは思っても後の祭り。
ま、数分のロスだから苦笑いでごまかそう(^^;

居鞍岳山頂付近の祠 掃部ヶ岳登山口到着

予想(願望)通り、16時前に居鞍岳登山口に下山できた。
アイゼンを外して、車道を歩こう。

ちょっと歩いたら【榛名山4キロ】の自動車用の標識を見てしまった。
ウーン、榛名山って何処を指すのか、いささか疑問もあるのだが、車に戻るのにはそれなりの時間の覚悟も要るのだろう。
下山時には居鞍岳も歩けた達成感、満足感もあって夫婦の会話もちょっとは弾んだのだが、その後はセッセと無言の歩行が続いたのである。

約1時間の車道歩き、結構、登り坂もあってきつかった。
それでも、日が延びました。
日暮れ前に車に戻れて、意外な展開の「昼から登山」も無事終了。

伊香保の街を抜けて水沢〜吉岡とドライブ。
市街地の夕景or夜景が綺麗。

帰りのドライブで振り返った榛名富士方面


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