| 【登山日】 ２００４年５月２日（日） 【山 名】 行塚山（1,423m）〜毛無岩(1,290m)〜トヤ山（1,230m） 【コ ース】 荒船不動尊9:00…行塚山…毛無岩…トヤ山…黒滝山不動寺17:00 【天 候】 曇り〜晴 【人 数】 ４人（Ｄさん・Ｂさん・トラベエ・妻） |
 ４月２９日、茨城山菜オフで天ぷらに舌鼓を打ちつつ西上州・アカヤシオの宣伝をやってしまった。「連休の予定が空いている人は是非どうぞ。今が西上州の旬です！」……アルコールも効いて煽りのボルテージは上がる(^^; 山菜オフ幹事のＳさんが非常に乗り気。 Ｓさん：「天気は土曜日が良いらしい」、Ｄさん：「連休はずっと信州だから一緒に歩こう」、トラベエ：「あ、そうですか。他の人の都合はどうですか？」etc.……ウン？ 微妙に空気がおかしいぞ。 Ｓさんの奥様・Ｋさんの奥様の表情が心なし険しいような(^^;……Ｓさん・Ｋさんは他にも約束があるようだ。ムムッ、これはまずい。夫婦仲にひびを入れるようなことをしたら、トラベエ、遊んでもらえなくなる。西上州の宣伝は控えめにしよう(^^; とりあえず、結論は先送りとしてごちそうに専念したのである。 諸般の事情で土曜日のアカヤシオミニオフは中止となった。  土曜日夕方、赤城山のアカヤシオ散策から帰ってきてから、「ところでＤさんは信州で何をしているんだろう？ 西上州の山歩きは本気なのかな？ 電話してみようか」ということになった。携帯が繋がり、Ｄさんは佐久にいた。 トラベエ：「西上州、明日歩きますか？」、Ｄさん：「うん、歩くよ」、トラベエ：「それじゃ、他の人にも声を掛けてみますね。で、Ｄさんの携帯はずっと繋がりますか？」、Ｄさん：「いや、繋がらないかもしれない。固定電話は○○番だと思うけど、待ち合わせ場所や時間はメールの方が良いなあ」とのこと。ほうっ、Ｄさんは旅先にもパソコン持参なんだ。 急遽、３名に西上州アカヤシオミニオフの連絡。 茨城のＢさんから連絡有り、「参加しますので詳細をお願いします」 栃木のＮさん、「今、新潟です。ゴメン」 千葉のＦさんは仕事かなあ？連絡とれず。 さあ、泥縄で明日の予定を考えよう。 早くしないとＢさんの睡眠時間がなくなってしまうぞ(^^; 「Ｂさんとは群馬側の道の駅で待ち合わせ、黒滝山不動寺駐車場まで一緒に行ってもらう。ここにＢさんの車を置いて、トラベエ車で内山トンネルを通過、出口で待っているＤさんと合流して荒船不動尊へ向かう。山歩きはピークを踏む踏まないは状況次第」のメール送信は何時だったんだろう？ Ｂさん、Ｄさんからの返信メールを頂戴して「Good Night」……明日が楽しみ、楽しみ(^^)  下仁田町の道の駅でＢさんの車発見。予定時間より早かったけれど窓をコンコン叩いて起こしてしまった。挨拶もそこそこに黒滝山不動寺へと向かう。不動寺駐車場でＢさんに登山支度をしてもらいトラベエ車で内山トンネルへと向かう。 空は今にも落ちてきそうな曇天。艫岩も見えない。ムムッ、前途多難(^^; 内山トンネル先にはＤさんが待っていた。 Ｄ車はここに置き、トラベエ車で荒船不動尊駐車場へ。 ウーッ、寒。 実はＤさんは沖縄単身赴任中。沖縄と今日の荒船、温度差はどのくらい？  登山支度をして荒船不動尊を歩き出したのは９時。さあ、黒滝山不動寺へは何時に辿り着くのだろう？ 割と心臓には優しい道を星尾峠へ。しかし、今にも落ちてきそうなガスの道だ。天気はどうなるんだ？ 「この先が荒船山の最高地点の行塚山ですがどうしますか？ 今までの道よりちょっと急登ですが時間はそんなにかかりません。右へ行けば行塚山には登らず平坦な道です」 ま、こう言われたら、まだ１時間も歩いていないんだもの、行塚山へ行くんだろうな(^^) 一頑張りで行塚山山頂。１０時。 ガスに煙る山頂で記念写真を撮って一休み。  この先は笹藪があったはず。今日は濡れるよな。妻と私はレインウエアを着込んで露払い。Ｂさん、Ｄさんにも「レインウエアを着た方が良いですよ」とすすめたが、面倒くさいのか着用はなし。そろそろアカヤシオが気になってくるのだが、その気配は全くなし。ガスで視界が悪いのは確かなのだが、それにしてもピンクのピの字も見当たらない。 背丈の伸びた笹の中の歩行、濡れるし寒いし……露払い役で先導する妻と私、ずっとこの天気でアカヤシオなしだったらどうしよう……生きた心地がしませんです(^^; それでもいつの間にか笹も終わり、天気もいくらか快方に向かってきた。 立岩がぼんやり見えてきた頃、アカヤシオも申し訳程度にチラホラと現れた。 軽くエネルギーを詰め込んで（毎度のことだけれどＢさんのザックにはビールが何本もありそうだ）、毛無岩方面へと向かう。 相沢越では団体さんが休んでいた。毛無岩をピストンしてきたそうな。お話を伺ったらアカヤシオも少しは咲いているようだ。 「どうします？」……ＤさんもＢさんも元気だなあ。当然の如く毛無岩へと歩みだした。  天気は回復傾向。荒船山もその特異な姿を現しだした。特異と言えばこれから登る毛無岩も負けてはいない。ナイフリッジにアカヤシオ（この際、数は問題ではない）、先程までのガスの中の陰鬱な西上州とは雲泥の差。木の根に掴まっての急登も楽しい。歓声も上がって、１３時２０分、毛無岩山頂だ(^^) 狭い山頂から下を覗けば萌えだした木々の緑が美しい。しかし、削ぎ落ちた大岩壁は長く見ていて目眩でもすると困るので程々にしておこう。 山頂看板を手にしたモデルさん達の記念撮影も一歩、二歩、慎重に後退してシャッターを押した。 さ、展望を楽しんだら下りましょう。 ここからの下りもなかなかの急斜面やヤセ尾根で時間がかかる。プロムナードコース合流地点先の平坦な所で休憩だ。  後はのんびりゆっくり黒滝山不動寺目指して歩むだけなのだが、これからも結構長いんだな。ま、夕暮れまで目一杯山歩きが楽しめることだろう。 行塚山、毛無岩とピークを踏んできたのだから、当然、トヤ山も行かなくちゃ。 トヤ山山頂、１５時２０分。ゆっくり休みましょう。 アカヤシオ越しに物語山や妙義山も眺めて、西上州堪能。不動寺へ急ごう。 不動寺到着前に黒滝山馬ノ背の梯子個所まで案内したり、折角だからと不動寺も見学。最後に鐘をついて駐車場へと下った。 「プロムナードコースは５時間くらいです」の案内のわりにはよく歩いた。ピークも踏んで８時間の歩行。いやあ、楽しかった。 今度はＢさんの車で荒船不動尊へ。朝は見えなかった艫岩も見えて荒船不動尊〜黒滝山不動寺の山旅は無事終了(^^) 明日は次なる客人との赤城・アカヤシオ詣でが控えている。連休は忙しいのだ(^^) |
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