 久しぶりの単独行。前夜は色々なプランを練っていたのだが、何故か出遅れ。出遅れの定番、赤城山にたどり着いたのは午後１時(^^; ドライブ中、どこを歩こうかと考えていたのだが、遅い昼食をとるには人のいない（たぶん）五輪尾根が良かろうと、大沼一周コースとする。 赤城神社へもしばらく行ってないなあと、まずは神社へ。しかし、写真は撮ったが、参拝するのは忘れてしまった（このことに気づいたのは陣笠山でお昼をとりながら神社を見下ろした時……なにをやっているんだか）  五輪峠目指して車道を歩いていたら、黒檜山からの下山者だろうか、ハイカーと数人すれ違う。この時間では下山が普通だよなあ。まあ、私は大沼一周のお散歩だから許してもらおう(^^;五輪峠までのアスファルト道は結構きつい。脇を車がブンブン走り抜けるのが癪の種。車道歩きは人生の落伍者みたいで嫌な気分だ(^^; 「利根村」の標識があって、やっと、五輪尾根の登山口、五輪峠到着。  アスファルトから解放されてホッとしたらすぐに陣笠山山頂着。コンビニで調達してきたラーメンをガスコンロにのっけて待つこと数分。その間にちょびっとアルコールもたしなんで……酒の肴は黒檜から駒ヶ岳の稜線に眼下の大沼。太陽に照らされた地面から湯気がゆらゆらと立ち上って眠気を誘うような不思議な雰囲気。誰もいない静かな山頂だ。 昼寝の誘惑も結構強かったが、夕暮れとの競争になるのも嫌だったので薬師岳を目指す。  ちょっとした急坂を登ると薬師岳。ここが五輪尾根の最高地点。しかし、展望はないのでそのまま素通り。葉を落とした木々の間から大沼の眺めを楽しみ、緩やかなアップダウンを繰り返すとあっけなく出張山到着。 大沼、黒檜、地蔵の景色を楽しんでから出張峠へ下る。滑りやすい坂にはロープやクサリが設置されていたが、手が汚れるのが嫌でロープ類のお世話にはならなかった。  厚生団地へ出た頃には大沼周辺の昼間の喧噪もどこへやら、晩秋のちょっと寂しげな夕暮れの雰囲気。いささか感傷的な気分で大沼半周。湖畔沿いの道もあるようだったが、車道へ出てしまったのでそのまま駐車場へと歩く。 帰りの車が結構うるさい。感傷的な気分もすっ飛んで、「さあ、明日からまた仕事だい！」と足早に駐車場を目指した。 |