 今日も完全な出遅れだ。目覚まし時計は５時にセットしたつもりなんだけど……早起きが出来ない今日この頃(^^;しかし、良い天気だ。家にいるわけにはいかない。「行けるところまで行ってみよう」と、二子山目指して遅い出発。 神流川沿いにクネクネとドライブしていったら登山口到着は１２時近くになってしまった。もう、下山の人もいるっていうのに……あわてて登山準備。 セカセカと沢沿いに登っていくとローソク岩への道が分岐する。ガイドブックも見ずに左のローソク岩方面へ行ってしまったがなんだかおかしい。ガイドブックを取り出しＵターン、急登を股峠へ。 股峠手前辺りはまだ紅葉が綺麗だ。後ろの両神山が大きい。  股峠到着。西岳の立派な案内板はあるが何故か東岳については案内がない。しかし、ここまで来て東岳に登らない手もないだろう。踏み跡とテープを頼りに登ってみよう。滑りやすいなかなかの急斜面だ。木につかまりながら登っていくとほどなく中間テラス。西岳が大きいなあ。 この先の岩場が「手強い」と言われる所だろうか？ 「どうしようか？」と一瞬迷ったが、ザックを置いて挑戦だ。登るのはそれほど難儀はしなかったが下りが多少不安？ でも登ってしまったんだから先へ行くしかないのだ(^^;  ここからはやせた岩稜を行くと東岳山頂に登り着く。目の前の両神山が良いなあ。もちろん、すぐそばの西岳も素晴らしい。山頂独占の東岳、ゆっくりしたいのだが西岳が呼んでいるので急いで下山。本当はコーヒータイムが欲しいところだ。下山は岩稜にも慣れてきたのか案外あっさりと下れた。 再度、股峠。今度は西岳を目指す。少し行くと一般コースと上級コースの分岐。どちらを行こうか思案したが、とりあえず、上級コースを見てこようと左へ。  岩壁に突き当たり「ヨイショ！」とひと登りしてみた。妻が「本当にこっちを行くの？」と不安な声。私はひと登りしたら降りるのが怖い(^^; 手掛かり足掛かりは充分ありそうだし下るのも癪なのでこのまま登ってみたい。幸い？後続の男女二人が来たので「登らないなら脇に避けて」と妻に言ったら登る気になったようだ。「足がとどかない」とか「足を打ちつけた」とか言いながら登ってきた(^^)ひと登りしてしまったら前進しかないのだ(^^; テラスからの東岳や眼下の景色は長いこと見ている余裕はなかったが、案外スムーズに登り切って東峰へ。やれやれ、これで安心して周囲の景色が眺められる。  ルンルン気分で西岳頂上へ。南には両神山方面、北には御荷鉾山、その他の山々がうねうねと……素晴らしい眺めだ。しかし、なんと言っても、今、自分の足で歩いてきた東岳が一番格好良い。西へ、尾根上を進む。やせた岩稜で緊張はするが、小春日和の岩稜歩きは楽しい。時々、振り返って削ぎ落ちた南壁を眺める。迫力満点の風景だ。 白い叶山が間近になると坂本への下降路になる。鎖を下ると岩稜ともお別れ。杉林の中を下るとまもなく鉄塔に出た。ここからの東岳、西岳も素晴らしい眺めだ。しばし、眺めを楽しんだ。 その後は名残の紅葉や夕暮れの両神山を眺めながらの下山。まもなく車道へ出て、再度、二子山を眺めながら駐車場所へと急いだ。 |
