 先週登り損ねた八ヶ岳、北横岳〜大岳を歩いてきました。ロープウェイは８時から運行するそうなので、それにあわせて５時頃家を出ようとしたが、何故か目覚まし時計が鳴ったのは５時だった。本人は４時にセットしたつもりなのに時計が一時間ずれていた(^^; 初っ端から戦意喪失。少したって起き出してきた妻は頭が痛いとまた寝てしまった。朝刊を読んで、パソコンを立ち上げて、お茶を飲んで……暇な朝ではある(^^; 山行をすっかりあきらめた頃、妻「頭の痛いのが治ったからどこかへ行こう」だと。 近場をあれやこれや考えたけれどイマイチ気乗りがしない。それでは初心に返って？計画通りの山へ行こう……出発８時過ぎ、この時間にはロープウェイに乗っているはずだった(^^;  時間節約の為「上信越道」を走ったが軽井沢手前のトンネルから渋滞。高速道路の意味もなくなり軽井沢で一般道に降りる。この時点で黒斑山or籠の登山への変更も頭をよぎったが意地になってロープウェイ駅を目指す。ロープウェイに乗り込めたのが１２時。ヤレヤレ。今日はもうこれで目的達成気分。フーッ、思わずためいきであった(^^; 私達の出遅れを嘲笑うかのような？真っ青な空に白い雲。ロープウェイから南八ヶ岳連峰を眺めてやっと登山気分が戻ってきた。 しかし、坪庭は老若男女の人、人、人、だ。山頂駅でお手洗いを拝借して急いで北横岳方面へ。 北横岳分岐を曲がったら先程までの人の波が嘘のよう。急に静かな山道になった。北横岳まではそれなりの人かと思っていたがいささか拍子抜け。 「坪庭の温度は１８度位」とロープウェイのガイドさんが言っていたが、歩き出すとさすがに暑い。今日は日射しも強い。 針葉樹林の登山道には「花」はあまり咲いていなかった。これは、ロープウェイの最終便１７時の制約があるので花を愛でたりカメラを構えたりの時間節約ができて好都合かもしれない？ 予想に反して「静かな山だなあ」と登っていったら下山してくる人と結構すれ違いだした。私達の登山開始時間が遅いから静かに感じただけのようだ(^^; 下山者に「コンニチハ、コンニチハ」と挨拶しながら歩いていたら北横岳ヒュッテに到着した。時間が気になるので七ツ池はパス。そのまま北横岳へ進む。まずは南峰、そして山頂へ。周囲の山々を眺めてしばし休憩。  さて、地図を取り出してこの後の予定を考えよう。三ツ岳〜雨池山〜坪庭にするか、大岳へ向かうか。大岳へ行くのならその先は双子池へ下る？……うーむ、悩ましい選択だが当初予定の北横岳〜大岳を優先するなら時間的にピストンしかないかなあ。とりあえず大岳へと妻と意見が一致して先を急いだ。大岳への道は下り出すと右下に七ツ池が見え、先に行くと左に亀甲池が見えるが概ね樹林に阻まれて展望には恵まれない。そして、大岳近くになると岩がゴツゴツとして歩きにくい道となる。双子池からの分岐を右に行くとまもなく山頂。 双子池から歩いてきたという単独行氏とちょっとおしゃべりした後は私達で山頂独占。溶岩石がゴロゴロとした山頂からはすぐ隣に三ツ岩、その向こうに南八ヶ岳連峰が良い眺めだ。今歩いてきた北横岳の右には蓼科山が大きい。眼下の雨池も歩きたいのだがそちらへ行くと１７時のロープウェイが難しそうだ。ピストンと決めて北横岳を見上げるとちとめげる(^^;  ピストンの北横岳、どんなにしんどいかと覚悟していたら意外とあっさり戻ってこれた。下山時間も予測がついて妻がビールを取り出す。今日は近場でのんびりのつもりだったのでビールを二本持ってきたとのこと……そういうことは早く言えよなあ。そうすればもっと早くザックを軽くしてあげたのにぃ(^^;北横岳山頂直下に「山頂まであと１０分、ガンバレ」というようなプレートがあった。このプレート、あちこちの山で見かけたような気がする。 綺麗なプレートでお金も掛かるだろうに、「世の中にはヘンな人がいるなあ」と言ったら、妻に「頼まれもしないのに、どこどこ山へ行ってきたって毎週のようにホームページに書いているヘンな人もいるねえ」と言われてしまった。私も相当ヘンな人なんだろうか(^^; ちなみに私達はこのプレートから山頂まで８分(^^) ヒュッテ泊まりの数人を山頂に残して私達は下山としよう。坪庭まではすれ違う人もなく快適な下山だ。縞枯現象の山肌をデジカメで撮ってから坪庭半周。この辺りはまだまだ人でいっぱいだった。売店でコケモモの大福とジュースを食して１６時４０分のロープウェイで山麓駅へ。 その後は一般道を走って渋滞もなくわが家へ到着。今回も歩行時間よりドライブ時間が長かった(^^; |